閑散とした北陸新幹線のホーム=15日、金沢駅

定期列車の減便検討 JR西 旧盆期間の北陸新幹線利用最少

2020/08/19 01:09

 JR西日本金沢支社が18日発表した旧盆期間(7~17日)の北陸新幹線の利用者数は、前年同期比79%減の7万8千人で、2015年の金沢開業以来、最少だった。新型コロナウイルス感染拡大で帰省や旅行を自粛する人が多く、需要が激減した。同支社は、今後の利用状況によっては、9月以降は臨時列車だけでなく定期列車の減便も検討するとした。

 

 1日当たりの平均利用者数は約7090人で、前年の旧盆期間の約3万5千人を大きく下回った。ゴールデンウイーク期間(4月24日~5月6日)の利用者数は1日約1千人となっており、回復傾向がみられたが、コロナ禍前の水準には遠く及ばない。

 

 乗車率が最高だった列車は、北陸に入る下りが8日午前9時20分発かがやき507号の43%、東京方面へ向かう上りが16日午後3時55分発かがやき510号の48%だった。

 

 北陸以外の新幹線の利用実績は、秋田と山形が前年同期比84%減で、最も減少幅が大きかった。次いで東北が79%減、山陽77%減、北海道と東海道が76%減、上越75%減、九州72%減だった。いずれも利用者数は最も少なく、落ち込み幅は過去最大となった。

 

 在来線特急の利用も低調だった。金沢と大阪・京都方面を結ぶ「サンダーバード」の利用者数は前年同期比74%減の6万6千人、金沢と米原・名古屋方面を結ぶ「しらさぎ」は79%減の2万人だった。

 

 JR西は旧盆期間中、北陸新幹線の臨時列車を前年同期比36本減の150本、サンダーバードとしらさぎの臨時列車を2本減の43本運行した。

 

 JR西日本金沢支社の金田啓一新幹線運輸課長は「今後の利用状況によっては、定期列車や臨時列車の本数の見直しを行う可能性がある」と述べた。