テナントの賃料を減免する青草辻開発が運営する近江町いちば館=金沢市青草町

近江町いちば館、家賃減免 9月まで2割引き

2020/07/18 01:51

 金沢市青草町の近江町いちば館を管理する青草辻開発(同市)は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少しているテナントを援助するため、家賃を減免している。当初は4~6月分を対象にする予定だったが、9月まで延長して約2割引きとする。例年であれば夏場は書き入れ時だが、今年は感染拡大で先行きが不透明となっており、テナントの不安を和らげて事業継続を下支えする狙いだ。

 

 同館には飲食店や生鮮物販店など67テナントが入居する。4~6月分の家賃は、緊急事態宣言を受けて約1カ月間休業した飲食テナントについては3割引き、営業を続けていたテナントは2割引きにした。

 

 同社によると、感染拡大前までの利用者の比率は、地元客が4割、県外からの観光客が3割、インバウンド(訪日外国人客)が3割程度だった。現在は地元客が7割で県外客は3割ほどになっている。

 

 同館全体の売り上げは4月下旬から5月が前年同期比8割減となり、6月は4~5割減まで回復した。7月も堅調に推移しているが、首都圏などで感染が拡大していることで地元でも外出を自粛する動きが出てくれば、今後の売り上げが厳しくなる可能性が大きいと判断し、期限を延長することにした。10月以降も売り上げの推移をみて減免を検討する。

 

 青草辻開発の松岡暢也社長は「テナントと痛みを分け合い、一緒にコロナ禍を乗り越えていきたい」と話した。