長期休業に入る長生殿=加賀市小菅波町

長生殿が来月から長期休業 加賀、併設の料理店も

2020/06/16 01:40

 加賀市小菅波町の結婚式場「長生殿」が7月から長期休業に入ることが、15日までに分かった。運営会社のマルコ(同市)は新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う自粛で大幅に売り上げが落ち込み、暑さで元々予約が少ない7~9月を控え、休業を決めた。併設する料理店「まる重」も休業する。

 

 同社の正社員は7人おり、非正規も含めた従業員数は最大約20人で、大半を解雇する。近年は結婚式だけでなく、葬祭関係に力を入れてきたが、新型コロナの影響で家族葬が増えたり、法事が減少したり苦しい経営環境となっている。

 

 同社は1972(昭和47)年に食品スーパーとしてスタートし、その後、仕出し料理などを経て83年に長生殿をオープン。94年に隣接の「まる重」を開業させた。かつては年間150組の結婚式を扱ったが、最近は数件にとどまり、今年はコロナの影響でゼロとなっている。

 

 一方で、長生殿は市内では数少ない宴会場で、自民党加賀支部の総会や国会議員の国政報告会、宮元陸市長の新年互礼会をはじめ、各種団体などの会合に数多く利用されてきた。同支部の田中金利幹事長は「加賀市の中心に立地しており、交通の便が良く、支部でも利用していた。今後の会場はこれから考えていかないといけない」と話した。

 

 再開の時期は未定で、小谷雅之社長は「いったん冬眠状態にして、社会情勢が変化してくれば再開の道を探りたい」と話した。