田の水管理時間7、8割削減 笑農和と通信事業者

2020/06/11 01:49

 農業ベンチャーの笑農和(えのわ)(滑川市)と大手通信事業者のインターネットイニシアティブ(東京、IIJ)などは10日、静岡県で実施した「スマート農業実証事業」で、水田の水管理に掛かる時間を7、8割削減できたと発表した。

 

 事業は2017年度から3年間実施した。両社や静岡県など関係機関が連携し、自動給水弁や水位と水温を測定するセンサーを開発した。農家がスマートフォンアプリで水位を遠隔操作できるようにし、水門の開閉などの水管理を行った。

 

 事業に参加した農家個々の水管理時間の調査では、機器導入前の17年に計2680時間(6、7月)だったが、導入後の19年には78・3%減の計582時間(同)となるなど、水管理が効率化した。

 

 事業では低コストで水位などのデータを集める無線通信システムを構築した。両社はIoT(モノのインターネット)活用で、労力削減やコメの品質改善、収量アップが期待できるとしている。