臨時列車、7月にも再開 北陸新幹線、JR東が検討

2020/06/10 01:21

 JR東日本の深沢祐二社長は9日、都内の本社で記者会見し、夏ダイヤ(7~9月)で北陸新幹線の臨時列車の運行再開を検討する方針を示した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用客の減少で現在は定期列車のみを走らせているが、緊急事態宣言の全面解除を受け、夏場に需要が回復する可能性があるためだ。

 

 深沢社長は「お客さまの動向を見ながらJR西日本と協議したい」と語った。

 

 JR東日本によると、北陸新幹線(高崎-軽井沢間)の5月の利用実績は前年同月比92%減だった。東北、上越新幹線などを含めたJR東管内の新幹線全体では89%減で、北陸の減少幅はやや大きかった。

 

 6月1~5日の平日は前年同期比80%減で、6、7日の土日は84%減となった。

 

 深沢社長は「県をまたいだ移動はまだまだ少ない」と説明した上で、6月19日に移動自粛が全面解除されることを挙げ「7、8月に利用してもらえるかが大きなポイントになる。感染予防をした上で、ぜひお客さまに利用していただきたい」と呼び掛けた。

 

 JR東はコロナの影響で北陸新幹線の臨時列車を運休しているほか、5月28日以降の定期列車の減便も計画していたが、利用が回復したため取りやめている。