新年度にも東南アジアで事業参画 北電送配電

2020/02/29 01:34

 4月に北陸電力の一般送配電事業を引き継ぐ「北陸電力送配電」(富山市)は2020年度にも、東南アジアで送配電整備のコンサルティングに乗り出す。現地は経済発展に伴って電力需要が伸びている一方、管理技術が成熟しておらず、北陸で培ったノウハウを提供し、事業に参画する。

 

 電気事業法改正に伴い、電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」が4月に実施され、北電からは北陸電力送配電が分社化される。2300人体制でスタートし、送電線や配電線、変電所の運用を担う。

 

 電気を家庭や工場に届ける託送料金を収益源とし、分社を機に海外展開など新規事業に取り組む。タイやベトナム、インドネシアなどで、電力系統やシステムの運用に参画することを検討する。

 

 北陸電力送配電の水野弘一社長(北電副社長)は「日本の送配電技術は世界トップクラス。海外に進出し、収益源を多様化したい」としている。