トヨペット、カローラ4月統合 トヨタ・SHIグループ

2020/02/19 01:52

 トヨタ系の総合自動車業「SHIグループ」は18日までに、グループ内の石川トヨペット(金沢市)とトヨタカローラ石川(野々市市)を4月1日付で統合する方針を決めた。統合会社名は「石川トヨペットカローラ」とする。トヨペットはカローラの全株式を取得しており、統合による対価は発生しない。トヨタが全ての店舗で全車種を販売する体制に5月から移行するのを前に両社の経営資源を合わせ、物流や営業を効率化して競争力を高める。

 

 SHIグループの要明英二代表兼CEOが18日、北國新聞社の取材に対して明らかにした。

 

 両社が石川県内で構える全26営業店の名称や店舗網は変わらない。従業員計604人の雇用も維持。統合後の処遇に大きな変更はなく、店舗の統廃合は予定していないという。統合後の役員体制は未定となる。

 

 要明代表は「2社はストアブランドとして残し、お客さまへのサービス体制を一層充実させる」と話す。

 

 統合により、新車販売前の整備などを手掛ける物流面の機能や管理部門などで相乗効果を図るとみられる。

 

 石川トヨペットは1956年に創立し、高級車からスポーツタイプ多目的車(SUV)まで幅広く取り扱っている。

 

 トヨタカローラ石川は1962年、パブリカ石川として設立し、69年に現社名に変更した。大衆車を中心に販売しており、2005年、親会社のトヨタ自動車が保有株を石川トヨペットに譲渡し、同社のグループに入った。

 

 石川トヨペットグループは創立50周年の07年、SHIグループに名称を改めた。

 

 SHIグループの今期(20年3月期)の売上高は前期並みの330億円を見込む。年間の新車販売台数9千台、中古車販売台数6500台を目標とし、石川県内でのシェア26%を目指している。

 

 トヨタ自動車は昨年6月、「トヨタ店」「カローラ店」「トヨペット店」「ネッツ店」の4系列で分けて販売する車種について、今年5月から全店舗での併売を発表。当初予定の22~25年の開始時期を前倒しした。

 

 要明代表は「自動車業界が100年に1度の大変革期を迎える中、他業種や行政と連携したサービスの展開が求められる。2社が力を合わせてシナジーを発揮し、勝ち残っていきたい」と語った。