AIで電力需要予測 マルヰがシステム開発へ

2019/09/05 01:58

 電力小売りを手掛けるマルヰ(加賀市)は4日、人工知能(AI)を用いた電力需要予測システムの開発を始めたと発表した。3年後に的中率95%以上を目指す。電力の安定供給に役立て、使用データを活用した高齢者の見守りも想定する。

 

 顧客の30分ごとの電力使用量をはじめ、その時々の気温や湿度、曜日、時間といったデータを集め、AIに電力需要のパターンを学習させる。来年2月ごろから学習作業を開始する。

 

 電気は域内の需給バランスが崩れると周波数が乱れ、最悪の場合は全域停電(ブラックアウト)に陥る恐れがあるため、安定供給の一助として予測システムを構築する。石川県の「AI・IoT(モノのインターネット)を活用した業務効率化・省力化支援事業」の採択を受けた。

 

 マルヰは個別の電力需要を予測し、生活パターンに合わせた料金メニューの展開を検討する。予測と実績が大きく異なる場合は、住人が急病で倒れたといった事態が想定されることから、高齢者の見守りへの応用を見込む。