福祉人材、中国で育成 サンケアHD 現地学校と連携

2019/03/14 02:01

 石川、富山で有料老人ホームなどを運営するサンケアホールディングス(HD、金沢市)は、中国・大同市の福祉専門学校と連携し、日本で働く介護人材を育成する。語学教育や就労支援を通じて日本の福祉現場で働けるスキルを身に付けさせ、人手不足の解消につなげる。

 

 サンケアHDは2月、山西省から介護職員育成校に指定されている大同市衛生学校と業務提携を結んだ。同校は16~18歳の学生約2千人が看護師や助産師などの資格取得を目指している。

 

 同HDによると、大同市衛生学校に日本語教育センターを開設する。日本で就労を希望する学生に日本語を教えるほか、入浴や食事といった日常生活の介助などの指導も行う。日本の福祉専門学校への留学や研修もサポートする。

 

 サンケアHDは昨年3月にも中国・広州市の介護事業者と人材育成の業務提携を結んでおり、外国人材活用の動きを進めている。同HDは運営する福祉施設を2030年までに現在の3倍となる60施設に増やす目標を掲げており、片岡憲男代表は「国内の人手不足を海外人材で補う。アジアを中心に学校や企業との提携を進めたい」と話した。