中国リスク、景況下押し 北陸の企業、財務局1~3月期調査

2019/03/13 02:16

 北陸財務局が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査によると、北陸三県は全産業の景況判断指数(BSI)がマイナス8・8で、昨年10~12月期のプラス1・2から悪化した。マイナスは3四半期ぶりとなる。中国の経済減速に伴って製造業の一部で受注が鈍化したほか、非製造業では暖冬の影響や原材料高が重しとなった。4~6月、7~9月もマイナスの予想で、企業の慎重姿勢は強い。

 

 BSIは製造業が0・0からマイナス10・4に、非製造業がプラス1・9からマイナス7・8に、いずれも低下した。規模別でも大企業、中堅企業、中小企業の全てで悪化した。

 

 製造業は18業種のうち11業種がマイナスとなった。マイナス36・4となった金属製品の分野では、米中貿易摩擦や中国経済減速の影響を受け、建設機械やスマートフォン向け部品の受注が減少した。

 

 非製造業は小売業がマイナス12・0から同32・0、卸売業がプラス20・7からマイナス21・4となり、それぞれ大きく下落した。小売は暖冬の影響で鍋物食材などの食料品や冬物衣料が振るわなかった。卸売は原材料高に伴うコスト増が響いた。

 

 従業員数については「不足気味」とした企業の割合から「過剰気味」とした割合を差し引いた指数が全産業でプラス35・6だった。昨年末の37・3に次いで過去2番目に高く、深刻な人手不足が続いている。