来春に静岡、福島進出 クスリのアオキHD 店舗網18府県に拡大

2018/12/14 02:03

 クスリのアオキホールディングス(HD、白山市)は今期(2019年5月期)、静岡と福島の両県に進出し、営業地域を18府県に拡大する。東北地域の出店は初めて。商圏人口は5千万人に近づき、目標に掲げる20年5月期の売上高3千億円達成に向けて出店ペースを速める。

 

 両県への新規出店は来年春で、静岡県浜松市と福島県会津若松市で1店舗ずつを計画している。同社が新規エリアと位置付ける東海・近畿で静岡は7番目の進出先となる。

 

 主力とする300坪タイプの店舗の立地を計画し、郊外の住宅地を中心に展開する。同社は今期、過去最多となる80店舗の出店を予定しており、期末の店舗数は計537店となる見通し。

 

 福島では業界大手のツルハHD(札幌市)やカワチ薬品(栃木県小山市)などとの競合が予想される。浜松市は、昨年9月にツルハHDが買収した杏林堂の本拠地があるほか、ウエルシア薬局(東京)のシェアも高い。

 

 青木宏憲社長は「他県での実績を指標とし、店舗網を広げていきたい」と語った。これまで不採算地域だった群馬や岐阜県内では、出店数が進出後の6年間で50店を超え、いずれも黒字化したという。

 

 クスリのアオキHDは、生鮮食品などを扱う450坪の大型店の出店を加速させる。売上高に占める食品の比率は約40%まで高まっており、300坪に続く第2の主力店舗として郊外を中心に増やす。今期は10店舗の開業を見込む。