マンション価格2億円 大京、金沢駅西のハイアット上層 バブル後、石川最高値

2018/10/19 01:59

 大京(東京)は18日、金沢駅西でハイアット系ホテルの入る複合施設の上層階に整備する分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」の第1期販売を始めた。1LDKから4LDKまでをそろえ、最高価格は1億9980万円と、バブル崩壊後では石川県内で最高値となる。最多価格帯は5200万円台。北陸新幹線開業以降、金沢駅周辺のマンション需要は高止まりしており、県外からの資金流入も見込んで強気の価格設定にしたとみられる。

 

 ザ・レジデンス金沢は全114戸で、第1期販売は主に優先案内会の参加者を対象に、70戸の登録を受け付けている。

 

 第1期の販売価格は3040万円~1億9980万円。このうち専有面積が最も広い180・77平方メートル(約55坪)の1戸は、管理準備金や修繕積立基金などを含めると、総額2億円を超える見込みだ。

 

 第1期は19日正午まで登録を受け付け、同日午後1時に抽選を行う。大京の広報担当者は「資料請求の受け付けを始めて以来、問い合わせが多く、好評を得ている」と手応えを示す。11月上旬に金沢市本町1丁目でマンションギャラリーをグランドオープンさせる。

 

 ザ・レジデンス金沢は駐車場跡地に開発される15階建て施設の8~15階に当たる。2020年4月の完成、6月の入居開始を予定する。3~7階は長期滞在型ホテル「ハイアットハウス金沢」となる。

 

 全国の新築・中古マンション価格を調べている東京カンテイ(東京)の市場調査部によると、石川県内では近年、1億円を超える物件が複数あったが、2億円クラスはバブル崩壊後で初めてという。

 

 同社によると、石川県内で17年に販売された分譲マンションの平均価格(70平方メートル換算)は4245万円で過去10年間の最高となった。

 

 市場調査部の担当者は「全国的に新幹線停車駅前は地元だけでなく、東京をはじめ他地域からの資金が流入する傾向にある。同様に金沢も駅前で高めの価格設定が行われている」と分析した。