サイバー対策「外注」提案 北陸のIT企業

2018/10/16 01:46

 サイバー攻撃が巧妙化する中、北陸のIT企業が、顧客企業の防御力を高めるサービスを拡充している。北陸コンピュータ・サービス(富山市)は15日、企業のシステムを分析する「健康診断サービス」を開始した。企業の深刻な人手不足を背景に、専門性の高いセキュリティー対策の分野は市場が拡大しており、「外注」のニーズを掘り起こす狙いだ。

 

 同社の健康診断サービスは、悪意ある攻撃者の視点から企業のシステムを調べ、報告書にまとめる。情報セキュリティー大手の「ラック」(東京)と連携し、疑似攻撃も試みる。企業に対する攻撃の常時監視や、攻撃を模したメールを送信して社員の防御意識を高める訓練も併せて提案する。

 

 北陸コンピュータ・サービスの担当者は「人手不足で専任担当者の確保が難しい中小企業などのセキュリティー強化に貢献したい」と話した。

 

 PFU(かほく市)は11日から、エンジニアを顧客企業に派遣してセキュリティーを診断する「ベンチマーク診断サービス」を開始している。ITが専門外の企業には高度な知識を持つ担当者の育成やシステム強化は費用がかさむため、専門企業に対策を任せる需要があるとみている。