加賀工場に新生産棟 村田機械、23年度までに30億円投資

2018/05/26 02:37

 産業機械メーカーの村田機械(京都市)は、加賀市南郷町の加賀工場に新たな生産棟を建設した。繊維機械市場の世界的な好況を受け、高速精紡機「ボルテックス」の増産に対応する。繊維機械の主力工場である同工場では2018~23年度、塗装や工作機の更新に約30億円を投じ、ボルテックスの生産を倍増する。

 

 新生産棟は建築面積4621平方メートルで、全生産棟の面積は計約3万8千平方メートルとなった。整備費は7億5千万円。増床で製品出荷の準備スペースを増やし、空きスペースを活用して塗装機などを更新する。複雑化していたラインのレイアウトも見直す。

 

 ボルテックスは過去3年間で需要が急伸し、出荷台数が倍増している。17年度の出荷は400台規模で、25年度には1千台規模を目指す。

 

 村田機械は、織機用の糸を巻き返す繊維機械「自動ワインダー」の分野で世界トップのシェアを誇る。搬送システムや工作機械なども手掛けており、18年3月期の売上高は2530億円を見込む。