「実演」で新車売り込み 石川県内のディーラー

2018/05/26 02:37

 石川県内の新車ディーラーで、安全機能を搭載した車両の実演販売を強化する動きが出ている。高齢者による事故の増加で自動ブレーキなどへの関心が高まる中、販売店側は「口で説明するより安全性を理解してもらいやすい」として体験の機会を増やしている。7月に県が始める安全運転サポート車(サポカー)の購入補助事業も需要の追い風になると見込まれ、各社は売り込みを積極化している。

 

 石川ダイハツ販売(金沢市)は店頭のほか、商業施設や自動車学校での出張体験会を増やしている。今月12日、金沢市中心部の片町きららで行ったイベントには約130人が参加し、自動ブレーキの性能を体感した。

 

 3月に白山市のアピタ松任店で同様のイベントを実施した際には商談につながったケースもあった。担当者は「店頭以外の場所で性能を体感してもらえる機会をつくれば、新車の購入を考えていない人へのPRにもなる」とし、今後も働き掛けを強めていく方針だ。

 

 石川トヨペット(金沢市)とトヨタカローラ石川(野々市市)のグループ2社は6月9、10日、金沢市の県産業展示会1号館で開く合同イベントで、アクセルとブレーキの踏み間違い防止機能の体験会を開く。

 

 石川トヨペットによると、3月の新車フェアに合わせて開いた体験会では「購入を悩んでいるお客さまの背中を押す効果があった」(担当者)。同社では一部店舗で車線逸脱防止機能の体験も行っている。

 

 一方、「体験イベントをやるには安全確保の観点から準備などに手間が掛かる」(金沢市内の販売店関係者)として、消極的なディーラーもある。