リカバリーキャンペーンで用いるぼんぼり=湯涌温泉観光協会

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湯涌温泉から光のエール 来月、ぼんぼり祭りに代え 医療従事者にメッセージ 

2020/07/25 01:28

 新型コロナウイルスの影響で、毎年恒例の「湯涌ぼんぼり祭り」が中止となった湯涌温泉で、8月1日から医療従事者らへの応援メッセージを記したぼんぼりをともす取り組みが始まる。全国のファンや地元住民が書き込んだ用紙をぼんぼり約350基に張り付けて、湯の街をエールの光で包み込み、訪れる人に癒やしを届ける。

 

 ぼんぼり祭りは、湯涌温泉をモデルにしたアニメ「花咲くいろは」に登場する祭りを再現したイベントで、湯涌温泉観光協会が主催する。アニメが放送された2011年に始まり、毎年、全国から大勢のアニメファンらが訪れる。

 

 例年、7月の点灯式から本祭の10月まで毎日、総湯横の湯涌稲荷神社へと続く階段にぼんぼりを掲げて点灯させる。

 

 今年は新型コロナのため祭り中止を余儀なくされたが、地元や全国のファンから「湯涌の夏にぼんぼりが無いのは寂しい」との声が相次ぎ、協会が今回の企画を発案。コロナ禍で苦境に立つ世の中の癒やしと回復に少しでも役立てたいと、「リカバリーキャンペーン」と銘打った。

 

 これまで地元の湯涌小、芝原中の児童生徒約50人に一人ずつイラスト付きメッセージを書いてもらったほか、全国から100以上の応募がある。

 

 メッセージ用紙は協会のホームページから購入し、記入後、返信用封筒に入れて協会まで送ると、ぼんぼりに張り付けて明かりをともした写真を受け取ることができる。1セット6千円で、ぼんぼり全約350基に達するまで応募を受け付ける。ぼんぼりの点灯は11月末までを予定する。

 

 初回から祭りの実行委員長を務める山下新一郎さん(48)は「メッセージを読むと自分たちも勇気づけられる。来年こそ第10回の節目となる祭りを盛大に行いたい」と話した。

 

 キャンペーン用に、花咲くいろはのキャラクターと浅野川大橋の描き下ろしイラストも用意した。1日から、湯涌温泉の旅館の特別宿泊プラン利用者にイラスト付きクリアファイルを贈る。