スタッフからカレーを受け取る生徒=小松市津波倉町

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下宿生に熱々カレー 小松大谷高粟津学舎に子ども食堂運営の有志

2020/05/25 01:24

 小松市内で子ども食堂を運営する市民有志が24日、小松大谷高粟津学舎前で、同校生徒にカレーを振る舞った。スポーツ推薦で遠方から入学し、土日は下宿先で自炊する生徒もいることから、バランスの良い食事を取ってほしいと学校側が協力を依頼した。生徒約50人は善意のカレーを元気いっぱいに頬張り、25日からの分散登校に向けて力を蓄えた。

 

 カレーは真宗大谷派西照寺(同市大川3丁目)の僧侶日野史さんら、市内で子ども食堂の運営に携わる8人が手作りした。生徒はスタッフからカレーを受け取り、お代わりする人もいた。新型コロナウイルス感染予防のため屋外に席が用意され、生徒も設営準備を手伝った。

 

 同校によると、全校生徒約800人のうち、1割近くが下宿している。朝夕食は下宿先で出るが、学校の食堂を利用できない土日の昼食は自分で作る生徒もいるという。京都出身の今出仁さん(体育科1年)は「普段はスーパーで肉などを買って昼食を準備しないといけない。出来たてのカレーは熱々でおいしい」と笑顔を見せた。

 

 カレーの具材などには、小松市内のフードバンクに集まった食品や、企業から寄せられた食材を使った。子ども食堂の活動を後押しする「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京)の助成金も活用した。新型コロナの影響により、各地の子ども食堂で食材確保が課題となったが、小松では現在、十分にストックがあるという。

 

 日野さんは「きちんと食事を取らないと勉強もスポーツも頑張ることができない。生徒がもりもり食べてくれてうれしかった」と話した。