出張窓口でマイナンバーカードの申請を行う郵便局員(手前左)=12日、小松郵便局

ホッとニュース

マイナンバーカード、高校に出張窓口 小松市 交付率と社会人の自覚向上へ

2019/11/20 01:15

 マイナンバーカードの普及に向け、小松市は20日から市内高校で交付申請窓口の出張開設を始める。進学や就職を控えた3年生に、コンビニで住民票を取得できることなどカードの利点を紹介し、交付率アップを図るとともに行政手続きの負担軽減につなげる。市は2022年度末までに現状の7倍となる10万人への交付を目指しており、今後、市内のさまざまな施設に窓口を広げ、取得を促す。

 

 市によると、高校での窓口開設は県内で初めて。初回は小松商高で20~22日に設け、約80人の申請を見込む。12月9~11日には小松工高に出向く。

 

 マイナンバーカードは15歳以上であれば交付申請でき、高校の出張窓口で申し込んだカードは1、2カ月後に学校で受け取れる。就職する生徒には、社会人としての自覚を持ってもらうきっかけづくりにもしたい考えだ。

 

 市によると、10月末時点の人口に対する市の交付率は12・79%(1万3904人)で県内市町でトップとなっている。ただ、目標とする22年度末までの10万人には遠く、市は身近な施設でカードの交付申請ができるよう、行政施設以外での窓口の開設を進めている。

 

 これまでに今月12~14日に小松郵便局、16日にイオンモール新小松に窓口を設置し、イオンで手続きをした人からは「市役所に行くのは面倒だが、買い物ついでに申請できて助かった」との声が寄せられた。

 

 評判を聞いた小松税務署からは来年2月の確定申告会場に窓口を置いてほしいとの依頼もあったという。年内に小松署、航空自衛隊小松基地へも出張する。

 

 市市民サービス課の担当者は「今後は町内会にも出向いて申請のハードルを下げながら、カードの利便性を高めたい」と話した。