「廃棄果皮0(ゼロ)システム」のロゴマークを紹介する生徒=翠星高

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廃棄果皮ゼロ、ロゴで発信 翠星高研究会が商標登録を申請

2019/06/21 02:48

 翠星高食品科学研究会は20日までに、搾汁した柑橘類の果皮を廃棄せずに有効活用する取り組みを示すロゴマークを作製した。この仕組みを利用する中で商品化したピール煮などに添付して「共通ブランド」とし、PR活動を強化する。同研究会は、特許庁にマークの商標登録を申請し、8月にも認められる見通しで、農産物を無駄にせずに加工するサイクルを全国発信する。

 

 ロゴマークは、プロジェクトリーダーで食品科学コース3年の太田風音さんがデザインを手掛けた。矢印で「0(ゼロ)」の字をかたどり、柑橘類の丸い形状も表現した。商品に応じて使いやすいよう、大きさや表記内容が若干異なる7種類のマークを用意した。

 

 研究会は現在、1~3年生の14人で活動している。2017年に「廃棄果皮0(ゼロ)システム」として、果実の搾汁後に通常は廃棄されてしまう果皮のうち、汚れの少ない部分はピール煮に利用し、汚れが目立つ場合はアロマオイルの材料として商品化した。ピール煮は和菓子などにも活用されているという。

 

 研究会では、この取り組みを全国の事業者にも広く普及しようとロゴマークを作ってPRすることにした。製造方法などを事業者に提供するとともに、このシステムを活用した商品のパッケージにはロゴの表示を求める。

 

 研究会の商品には今後、ロゴとともにQRコードも添付する予定で、スマートフォンをかざすと商品開発の様子を紹介するページにつなげる。太田さんは「今後も生産者の人たちの力になれるような活動を続けていきたい」と意気込んでいる。