広島で被爆したピアノで美しい音色を奏でる児童=かほく市高松小

ホッとニュース

被爆ピアノを演奏 かほく・高松小、平和願い

2018/11/20 02:03

 かほく市高松小で19日、終戦間際に広島への原爆投下で被爆したピアノによる演奏会が開かれ、全校児童393人と地域住民が音色に耳を傾け、平和を願った。

 

 ピアノは持ち主だった女性の名前から「ミサコのピアノ」と呼ばれる。1932(昭和7)年製造で、45年8月、爆心地から約1・8キロの民家で被爆した。当時は珍しいコンクリート造りの建物だったため、壊れずに残った。

 

 全国を回って被爆ピアノの演奏会を開く広島市のピアノ調律師矢川光則さん(66)が「ピアノを引き取った時は中にガラスの破片がたくさん残っていた。被爆ピアノの音色で全国に平和の種まきをしたい」と児童に語りかけた。

 

 児童を代表して4~6年の6人が「ふるさと」などを演奏し、最後は被爆者への思いを寄せた楽曲「折り鶴」をピアノ伴奏に乗せて全校児童で歌った。演奏した桶谷瑞希さん(5年)は「戦争の傷跡が残っていて、悲惨さが伝わってきた」と話した。