加賀と小松の新幹線停車を巡る対決を描いた動画の一場面

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加賀、小松と対決色 北陸新幹線PR動画第2弾

2018/08/28 01:56

 北陸新幹線敦賀延伸に向けて加賀市が加賀温泉駅での全便停車を目指す官民協働プロジェクト「東京2023加賀」で、PR動画の新作が27日に発表された。第2弾となる今回は小松市との対決を前面に押し出しており、市の担当者は「面白おかしくライバル対決を描いた。南加賀の盛り上げにつなげたい」としている。

 

 PR動画は、架空の「市新幹線対策室」が誘客に奮闘するドラマ仕立ての設定で、俳優の横田栄司さん演じる「加賀停太郎(とめたろう)」が室長となり、市職員や市民とともに新幹線を加賀に停車させるための仕掛けに知恵を絞る物語となっている。

 

 昨年に公開した第1弾は、奇妙なオブジェが立ち並ぶ市中央公園内「おとぎの国」などを取り上げながら、金沢市に嫉妬心を燃やす対策室メンバーの姿を描き、埋もれた観光資源を自虐的に取り上げた内容が好評を博した。インターネット上で累計約13万回再生されるなど反響は大きく、続編を期待する声も寄せられていた。

 

 27日に市民会館で試写会が行われた第2弾は、加賀停太郎のライバルとして、俳優の伊藤明賢さん演じる「小松停太郎」が登場し、カニ料理対決や温泉自慢を繰り広げる内容。最後は互いの観光資源を認め合って和解し、共闘を誓う筋書きとなっている。ロケは山代温泉や粟津温泉、加賀市商工会議所で行われた。

 

 実際の市職員や市民約40人が熱演しており、第1弾から出演する山代温泉の旅館「瑠璃光」の女将(おかみ)代理天池英子さん(49)は「加賀の魅力が凝縮された動画は、お客さまとの会話の糸口になっている。次回もお声がかかれば、演技を磨いて臨みたい」と意気込む。

 

 加賀、小松両市の新幹線停車を巡る実際の「綱引き」を題材にした内容について、試写会後に宮元陸市長は「ちまたでいろいろうわさされているが、ご近所同士で共存共栄のため互いにPRしていくことが大事だ。前回の倍以上の人に見てもらいたい」と話した。

 

 PR動画は同日から、「東京2023加賀」のウエブサイトや動画サイトで公開している。