校内6カ所に設置するいじめ相談箱=かほく市河北台中

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いじめ撲滅、生徒が宣言 かほく・河北台中

2018/07/03 01:50

 かほく市河北台中生徒会は2日、同校で臨時生徒総会を開き、皆が安心して楽しく生活できる学校を目指し「いじめ撲滅宣言」を採択した。校内6カ所にいじめ相談箱を設置し、昼休みには執行部が校内を巡回する。同校によると、生徒が主体的に宣言文を考え、具体的な活動を実践するのは珍しい。

 

 全国各地でいじめが原因で自ら命を絶つ児童生徒が絶えない現状に、生徒会執行部が「いじめ撲滅」を生徒主体で進めることを提案した。

 

 いじめ撲滅宣言は、(1)いじめをしない(2)いじめをさせない(3)いじめを見逃さない(4)いじめ撲滅活動を推進の四つの柱で成り立っている。「いじめは絶対に許さない」という決意のもと、生徒全員で取り組み続けることが宣言されている。

 

 臨時生徒総会には全校生徒329人が出席した。坂部時悠(ときひさ)生徒会長(3年)が「いじめ撲滅宣言」の趣旨を説明し、賛成多数で承認を得た。生徒議会で承認されていたが、全校一丸で取り組む機運を高めるため、全校生徒に諮った。

 

 校内巡回では、昼休みに執行部役員と各委員長が交代で廊下や教室を見回り、いじめやいじめにつながる前兆がないか確認する。いじめ相談箱は図書室や理科室などの特別教室前など、あまり人目につかない箇所に設置する。鍵が掛けられており、生徒会長、副会長、教職員のみが内容を確認することができる。いずれも9日から開始する。

 

 坂部生徒会長は「先生や保護者の力に頼るのではなく、生徒自身でいじめを見逃さないように気を配りたい。互いの変化に気付き、注意し合うことが未然防止に役立つと思う」と話した。