砂丘長いもを使った「ながいもちっぷす」=かほく市外日角

砂丘長いも、チップスに かほく・創楽、障害者の社会参画につなげ

2020/11/11 01:08

 かほく市特産の「砂丘長いも」を使ったオリジナルのチップスが、市内の障害者の就労支援事業所で開発された。市場に流通しない規格外のものを活用して地元の農産物をPRし、障害者の社会参画につなげる。10日までに道の駅高松で取り扱いを始めたほか、今後はイベントなどで提供される予定で、農福連携が生んだ新たなかほくの味として発信する。

 

 砂丘長いもは、強い粘りやシャキシャキとした食感を特長とする。JA石川かほくによると、今年は農家23軒が2・4ヘクタールで栽培しており、とろろやお好み焼きにして味わう人が多い。昨年1月には市特産品ブランドの一つに認証された。

 

 チップスを開発したのは、かほく市外日角の「創楽」で、薄くスライスしたいもを米油で揚げ、長いもの素朴な味を楽しめるように工夫した。通常は廃棄される規格外のいもを原料とし、利用者は袋詰めなどの作業を担当している。

 

 創楽は昨年から県内の農園と協力し、小松菜を使ったマフィン作りに取り組んでいる。農福連携をさらに広げるため、地元かほくの農産物である砂丘長いもに着目し、1年ほど前から開発を進めてきた。

 

 現在は「ながいもちっぷす」と銘打って道の駅高松で販売しており、購入者からは「おつまみにちょうどいい」などの好評の声が相次いで寄せられているという。担当者は「砂丘長いもが広く知られるきっかけになり、農家と利用者の励みになればうれしい」と話した。

 

 「ながいもちっぷす」は1袋30グラム入りで、250円(税込み)。14日に道の駅高松で開かれる「さとやまマルシェ」でも提供する。