無人化されるJR野々市駅=24日午後7時12分、野々市市内

県内JR駅7割無人に 北陸、七尾線新たに11駅 30年度までに

2020/08/25 01:58

 JR西日本金沢支社は24日、2030年度までに石川県内の全33駅のうち、新たに11駅を無人化すると発表した。全体の約7割に当たる25駅が無人となる。金沢など6駅では、切符を販売する「みどりの窓口」を減らし、オペレーターと話しながら操作できる券売機を新設する。人材不足が予想される中、少人数で駅を運営できる体制を整える。

 

 新たに無人駅とするのは、北陸線の大聖寺、粟津、能美根上、美川、加賀笠間、野々市、西金沢の7駅と、七尾線の本津幡、高松、能登部、良川の4駅となる。北陸エリアでは、37駅を新たに無人化し、全140駅のうち114駅が無人となる。

 

 JR西日本金沢支社は、北陸線や七尾線でICカードに対応した改札機を増やしている。カードを改札機にタッチすれば運賃を払える仕組みで、駅員が切符を確認する必要がなくなる。動橋、明峰、小舞子の3駅では既にICカード用の改札機を導入し、無人駅となっている。

 

 金沢、小松、加賀温泉、羽咋、七尾、和倉温泉の6駅では、利用者がカメラやマイクでオペレーターと会話しながら、「みどりの窓口」と同じように切符を購入できる券売機を導入する。金沢、羽咋、七尾は今年度中に設置する。

 

 新幹線駅の金沢、小松、加賀温泉の「みどりの窓口」は残す。金沢駅では、7カ所の「みどりの窓口」のうち2カ所をこの券売機に置き換える。窓口が1カ所の七尾、羽咋、和倉温泉駅では撤廃する。

 

 金沢市のJR西日本金沢支社で会見した前田洋明支社長は「切符販売や改札が中心だった駅員の業務を見直し、運営の効率化を図る」と述べた。

 

 23年春の北陸新幹線敦賀延伸以降、北陸線の金沢以西の県内区間はIRいしかわ鉄道(金沢市)に移管される。同社担当者は計画について、「移管後の体制は決まっていない。JR西の体制を引き継ぐかどうかを含め、今後検討する」と述べた。