アプリについて説明を受ける保護者=加賀市のかが交流プラザさくら

アプリで睡眠指導 加賀市 阪大、金大と実証

2020/08/19 01:09

 加賀市は18日、阪大、金大などと共同で双方向性睡眠教育アプリ「ねんねナビ」の活用を探る社会実証事業に乗りだした。就寝が遅かったり、睡眠時間が短かったりする幼児と保護者10組を対象に半年間、アプリで記録を付けてもらい、専門家の助言を受けながら睡眠習慣の改善を図る。データを蓄積し、2年後にはAI(人工知能)による指導に切り替え、実用化につなげたい考えだ。

 

 ねんねナビは保護者が自身とわが子の睡眠時間や体調などを毎日入力し、実態を「見える化」した上で、小児科医や臨床心理士らから定期的に助言を受ける。専門家が個別に助言を行う世界初のアプリとして阪大や金大などのグループが開発した。指導には動画教材も活用する。

 

 加賀市の実証事業は大阪府東大阪市に次ぎ、全国2カ所目となる。1歳6カ月児健診で睡眠習慣に課題が見られた保護者にアプリを使ってもらい、効果を検証する。

 

 福井県永平寺町や青森県弘前市、浜松市でも同様の実証事業に取り組み、データを蓄積する計画となっている。

 

 開始に合わせ、宮元陸加賀市長が同市のかが交流プラザさくらで会見した。乳幼児期の睡眠時間が短くなると、認知機能が低下する可能性があるとした報告事例を挙げ「アプリを子どもたちの健やかな成長に役立てたい」と意欲を示した。保護者を招き、アプリの実演も行った。