威容が現れた北陸新幹線の斜張橋=加賀市細坪町(小型無人機から)

地上38メートル、斜張橋威容 北陸新幹線

2020/08/13 01:16

 2023年の石川県内全線開業に向けて北陸新幹線の延伸工事が進む中、加賀市細坪町で12日までに、地上38メートルの斜張橋が威容を現した。国道8号をまたいで整備される国内最長の高架橋を補強する工法が採用されており、そびえ立つ構造物がドライバーらの視線を集めている。

 

 細坪橋梁(きょうりょう)(延長339メートル)は片側2車線の国道8号と斜めに交差するため、橋脚の間が長く、鉄道・運輸機構大阪支社によると、その間隔は整備新幹線では最長の155メートル。車両が通過する際に発生するたわみを抑制するため、「エクストラドーズド橋」と呼ばれる斜張橋の一種が選ばれた。

 

 同支社によると、金沢―敦賀間で高架橋の上に意匠的な構造物があるのは細坪橋梁のみ。17年9月に着工し、これまでに主塔から橋げたに取り付ける円柱状の斜材11本のうち10本までが設置された。来年1月に完成する。

 

 北陸新幹線延伸工事の進捗(しんちょく)率(土木工事ベース)は金沢―敦賀間で81%、県内区間は94%となっている。