全戸に配布するウオーキングマップ=白山市千代野公民館

散策マップで運動後押し 白山・千代野地区

2020/07/17 01:53

 白山市の千代野体育協会と千代野公民館は16日までに、ウオーキングに取り組む住民向けのマップを作った。新型コロナウイルス感染予防のため体育イベントの自粛が続き、千代野地区では地域の住宅団地周辺を歩く住民が増えている。全戸に配布し、日々の運動実績をカードに記録する地区独自の事業「千代野100日スポーツ」と連携させ、住民の健康づくりを後押しする。

 

 マップはA4判サイズで、表面に千代野ニュータウン周辺の地図、裏面にストレッチ方法や歩く際の注意点などが掲載されている。若い世代にも興味を持ってもらおうと字体やデザインにこだわった。

 

 多くの住民が散歩コースにしている「いちょう通り」などを記載し、どれだけ歩いたかが分かるよう距離を記した。日本ポールウオーキング協会アドバンスコーチの松下聡美さん(白山市宮保町)が監修した2コースも追加した。3千枚を用意し、7月中に配る予定だ。

 

 千代野体育協会は今年、新型コロナ感染予防のため5月に予定していた社会体育大会などを中止とした。公民館で開いている講座なども自粛していたため、運動不足解消にと、近所でウオーキングを始める住民が増えたという。

 

 今年は同協会設立40周年の節目に当たる。大勢が集まるイベントの代わりに、コロナ禍でも地域全体で取り組める事業を企画しようと、4月からマップの制作に取り組んできた。

 

 千代野地区では1988(昭和63)年から、1日30分以上の運動をしてカードに記録する「100日スポーツ」事業を続けている。カードの100マスが埋まった住民に記念品を贈る仕組みで、昨年には全戸にカードを配布し、参加者の裾野拡大に努めてきた。

 

 気軽に始められる運動の一つとして、マップを活用したウオーキングを促し、100日スポーツカードを利用してもらう。秋には掲載されているコースを歩くイベントの開催を検討しているほか、スマートフォンでもマップを見られるようホームページも作る考えだ。

 

 千代野公民館の新橋勝年館長は「地元でのウオーキングが、地域の人と顔を合わせる機会にもなればうれしい」と話した。