客席を制限して上演された7月定例能=県立能楽堂

定例能5カ月ぶり再開 金沢能楽会

2020/07/06 01:20

 新型コロナウイルスの影響で中断していた金沢能楽会の定例能が5日、県立能楽堂で再開し、宝生流能楽師らが、能二番、狂言と仕(し)舞(まい)各一番を披露した。観客を入れての定例能は、5カ月ぶりとなった。

 

 約400ある客席を165席に制限して距離を取り、舞台上にはアクリル板を設置するなど感染防止策を取った。演出を一部変更したほか、地謡(じうたい)を半数にするなどの対策が施された。

 

 能「養老」では、シテの髙橋右任(ゆたか)さんが山神となって壮快に舞う場面などに観客が見入った。能「千手」は佐野玄宜(げんき)さんがシテを務めた。狂言「竹の子」、仕舞「鵜飼(うかい)」も披露された。8月2日には代替公演を行う。

 

 金沢に隠居した宝生流15代宗家の宝生紫雪(しせつ)を追善する紫雪会が5日、墓のある東山2丁目の日蓮宗全性寺で営まれ、関係者が加賀宝生の隆盛に尽くした紫雪をしのんだ。新型コロナの影響で規模を縮小した。