アバターを使った遠隔面会のデモ=加賀市潮津町

「アバター」で遠隔面会 加賀市、福祉施設に貸与

2020/06/24 01:26

 加賀市は23日までに、市内の福祉施設3カ所に遠隔操作分身ロボット「アバター」を貸し出し、利用者と家族の面会に活用してもらう取り組みを始めた。市によると、福祉施設での導入は全国初。アバターを介した安全な面会を普及させ、新型コロナウイルス感染症の第2波に備える。今後、教育分野や窓口業務などにも活用を広げていく。

 

 市はANAグループのアバターイン(東京)と共同でアバターを使った実証実験を進めている。遠隔面会はインターネットに接続されたパソコンを使って、面会相手の前に置いたアバターを操る。アバター上部に固定されたタブレット端末に操作者の顔を表示して会話する仕組みとなる。

 

 23日は潮津町の「南陽園夢ようよう」で実演が公開された。デモを体験した入所者の西江大さん(28)は「自粛期間中ずっと話したい気持ちがあったので、これから使っていきたい」と話した。

 

 市はアバターを10台保有しており、うち6台を福祉施設や中学校などに貸与している。9月からは小学校に貸し出し、ANAの研修施設の見学に活用してもらう。市の行政相談窓口にも設置し、市民の自宅パソコンからの問い合わせに応じる方針だ。