稽古に励む(左から)山田、三輪、鵜川の各選手=加賀市相撲場

加賀・ソディック相撲部「もっと強く」 半年ぶり土俵稽古 再び全国照準に

2020/06/14 01:56

 機械メーカー、ソディック加賀事業所の相撲部が12日夜、加賀市相撲場で稽古を再開した。新型コロナウイルスの影響で土俵でぶつかり合うのは半年ぶり。昨年の創部から全国大会での快進撃を続けてきた穴水町出身の三輪隼斗選手(25)ら3人はコロナで今年のスケジュールが見通せない中でも「どの選手も条件は一緒。来るべき時に備え、もっと強くなる」と気迫のこもった姿を見せた。

 

 相撲場での練習開始は予定より3カ月遅れとなり、三輪選手と、同社に勤める山田圭太(30)、鵜川喜貴(24)の両選手がぶつかり稽古などに臨んだ。

 

 昨年は県内唯一の実業団として創部して間もなく、「日本一」の栄冠を連取。7月に三輪選手が第50回記念全国選抜社会人相撲選手権(本社など主催)を制したのを皮切りに、9月には第61回全日本実業団相撲選手権の団体2部に初出場、初優勝を飾るなどして全国に「相撲王国石川」の存在感を示した。

 

 ただ、全てが満足のいく結果とはならず、三輪選手は目標としていた12月の第68回全日本選手権は決勝トーナメント2回戦で敗退。悔しさをばねに冬から自宅などで体づくりに励んできた。片手に重さ24キロのダンベルを持った筋トレや、夜間、人けのない坂での走り込みなど、コロナ禍でもパワーアップの工夫を凝らしたという。

 

 現在は身長175センチ、体重105キロ。稽古を見守った長井雅之市相撲連盟会長は「ほかと比べて体格は決して大きくないが、足腰の強さは抜群」と期待を込める。三輪選手は久しぶりのまわし姿に引き締まった表情を見せ、「立ち合いから前に出るような相撲を磨いていく」と決意表明した。山田選手は「最年長として皆の足を引っ張らないよう頑張る」、鵜川選手は「全日本実業団選手権の団体1部でも上位を目指す」と力を込めた。

 

 長井会長は選手層を厚くするため、新たな部員を迎えたい意向を示し、「切(せっ)磋(さ)琢磨(たくま)しながら実績を積み重ねてほしい」と話した。