一般公開された前政府専用機の貴賓室=小松市の県立航空プラザ

空飛ぶ貴賓室、小松で公開 前政府専用機の机やソファ展示

2020/06/07 01:42

 航空自衛隊から貸し出された前政府専用機の貴賓室が6日、小松市の石川県立航空プラザで一般公開された。天皇皇后両陛下や歴代首相らが海外訪問する際に過ごした「空飛ぶ貴賓室」が、机やソファなど当時使われていた備品で再現された。退役まで非公開だった貴重な資料に、航空ファンは熱心にカメラのシャッターを切った。

 

 貴賓室は昨年3月に退役した政府専用機「ボーイング747―400」の1階最前部にあった。広さ約30平方メートル、最大幅約6メートル、高さ2・6メートルのスペースに、衛星電話を備える執務机や、格式高い菊菱(きくびし)模様のソファベッドなど約50点を展示。全国の民間の博物館で貴賓室を展示したのは航空プラザが初めてとなる。

 

 前政府専用機は1991年の導入から退役までの28年間で、国賓輸送318回など計100カ国を訪れた。昨年、防衛省が貴賓室の無償貸与に関する公募を行い、小松市が希望して選ばれた。貸出期間は2022年4月まで。

 

 お披露目式では和田慎司小松市長があいさつし、出戸清克市議会議長、加治屋秀昭小松基地司令が祝辞を述べた。式を前に5日、報道向けに公開された。

 

 航空プラザは6日に再開した。開館時間は新型コロナウイルス感染防止のため当面、午前9時~午後4時に短縮する。入場無料。