マスク製造の障害者就労支援施設とサポート企業を仲介する特設サイト=市役所

障害者のマスク製造応援 金沢市、就労支援施設と企業仲介

2020/05/29 01:48

 新型コロナウイルスの影響で衛生資材の不足が続く中、市は障害者就労支援施設でのマスク製造を後押しするため、原材料を提供する企業との仲介に乗り出す。6月1日に特設応援サイトを開設し、施設側が求める支援内容と企業側が提供を希望する資材とのマッチングを図る。サイトでは、企業による製造品購入や販売協力も募る予定で、市はマスクの供給拡大と障害者の就労支援につなげる。

 

 市によると、新型コロナの感染拡大に伴い、民間企業からの業務発注が減少した障害者就労支援施設でマスク製造を始める取り組みが盛んになっている。一方、原材料が不足していたり、販売先が見つからなかったりするケースが多いことから、支援の意向を持つ企業を募集する特設サイトを開設することにした。

 

 サイトには、市がマスクを製造する障害者就労支援施設に対し、一律10万円を給付する奨励金の交付対象である18施設の情報を掲載する。製造品目や数量、アピールポイントなどのほか、原材料の寄付や委託販売など、企業側に協力してもらいたい内容を紹介する。

 

 企業が提供できる支援内容をサイトに入力すると、市が条件の合致する施設と企業を引き合わせる。マッチングが成立したケースはサイト上に示し、さらなる支援の輪の拡大を目指す。サイトは市ホームページから接続できる。

 

 市障害福祉課の担当者は、マスクなど衛生資材製造事業の利益率が高まることで障害者の雇用確保や賃金向上が期待できるとし、「多くの企業に協力をお願いしたい」と話した。