知事「市中感染に移りつつある」 新型肺炎、拡大防止を指示

2020/02/24 01:21

 石川県内で新型コロナウイルスの感染者が2人確認されたことを受け、県は23日、県庁で第2回対策本部会議を開いた。本部長の谷本正憲知事は「市中感染のステージに移りつつある。どこで感染者が出るか分からない状況だ」と述べ、緊張感を持って県民の感染拡大の防止と重症者が発生した場合の対応に備えるよう県幹部14人に指示した。

 

 県内では21日に県職員男性、22日には男性の家族である男子中学生の陽性が確認された。谷本知事は会議後、「感染が分かった2人は被害者であり、まかり間違っても不当な扱いを受けることがあってはならない」と強調した。県民に対して「感染拡大を防ぐため互いに助け合い、支え合ってほしい」と呼び掛け、手洗いやせきエチケットの励行を要請した。

 

 県によると、県職員男性の容体は安定しており、男子生徒は無症状だが、いずれも専門の「帰国者・接触者外来」に入院している。男性が入院前に受診した4医療機関は既に消毒済みで、金沢市保健所を通じて濃厚接触の疑いがある医療スタッフがいないか調べている。先方の同意が得られ次第、医療機関名を公表する。