謝辞を述べる炎鵬=金沢市内のホテル

炎鵬、郷土の声援に奮起 金沢で後援会激励会

2020/02/24 01:21

 大相撲の前頭炎鵬(金沢市出身、宮城野部屋、金沢学院高・大OB)の激励会は23日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれ、石川県後援会の会員ら605人が、盛大な声援で活躍を願った。1月の初場所で1大関2関脇1小結を撃破する奮闘を見せた小兵は春場所(3月8日初日)を目前に「なんとしても勝ち越して金沢に戻ってくる」と、ふるさとの大きな期待に気持ちを奮い立たせた。

 

 昨年6月に会員329人で発足した後援会は、県内だけでなく全国のファンから入会希望が相次ぎ、2倍以上の673人に増えた。大きな力士に真っ向勝負を挑む25歳を後押ししようと集まった後援会員やファンは、ホテルの宴会場では収まりきらず、ロビーのテーブルにも陣取った。

 

 炎鵬は緊張した面持ちで母校の金沢学院高和太鼓部の勇ましい演奏に合わせて登壇した。金沢学院大吹奏楽部のファンファーレを合図に、特別ゲストで炎鵬の名付け親の横綱白鵬が入場すると、熱気は一気に高まった。

 

 後援会長の飛田秀一北國新聞社会長・学校法人金沢学院大学学園長は、初場所まで4場所連続で勝ち越し、幕内で安定した成績を収めてきた小兵をたたえながら、幕内上位との対戦が待ち構える春場所は「9勝を挙げれば奇跡、8勝なら大健闘だ」と述べ、「たとえ負け越しても、けがをせずに6勝したならば健闘したといえる」と期待した。

 

 谷本正憲知事は、体格差がある相手にも正攻法で白星を挙げる炎鵬の取り口をデータで紹介し、「これまで通りの相撲に徹すれば未来は開ける」と祝辞を贈った。福村章県議会議長、山野之義金沢市長のあいさつ後、後援会副会長の秋山稔金沢学院大学長が激励金の目録を手渡し、白鵬がスピーチした。

 

 謝辞に立った炎鵬は「期待せずに応援してください」と冗談めかしながら、「優勝を目指して頑張りたい」と力強く語った。後援会副会長の安宅建樹北國銀行頭取の発声で乾杯し、歓談した。

 

 マクグラナハン作曲の「いざたて戦人(いくさびと)よ」を披露した金沢学院大・短大合唱部は、歌詞にある「戦人」を「炎鵬」に歌い変え、吹奏楽部とともに校歌で先輩を激励した。