皇室とのゆかりの品々を展示する準備を進める村本さん=羽咋市上中山町

トキと皇室、ゆかり知って 羽咋の村本さん、自宅に「展示室」

2020/01/22 01:31

 日中朱鷺(とき)保護協会名誉会長の村本義雄さん(94)は年内にも、羽咋市上中山町の自宅で、トキの保護活動を通じて生まれた皇族との交友や、保護活動の歩みを紹介する「展示室」を開設する。秋篠宮さまは山階鳥類研究所総裁、常陸宮さまは日本鳥類保護連盟総裁を務められ、村本さんと長く交友があり、写真や資料を通じてトキが導いた皇室との関わりを紹介する。

 

 村本さんは1959(昭和34)年に昭和天皇にトキの羽を献上し、64年には常陸宮さまの結婚のお祝いとして、トキ「能里(のり)」の写真を贈ったことがきっかけとなり、皇室との関わりが始まった。

 

 66年に村本さんが第1回目の同連盟総裁賞を受けた記録や村本さんが師とあおぐ日本野鳥の会会長の中西悟堂氏=金沢出身=らとの会食の写真など、村本さん宅には数多くの貴重な資料があり、活動の歩みとして公開することを考えた。

 

 村本さんは93年、伊勢神宮の式年遷宮で納められる神宝「須賀利御太刀」を飾るトキの羽を奉納しており、その写真も公開する。村本さんは「トキに導かれて、皇室の皆さまや伊勢神宮との関わりが生まれ、中国との交流につながった。命を懸けて続けてきた活動を見てほしい」と話した。村本さんは21日、秋篠宮さまと常陸宮さまに地場産のふきのとうを献上した。