流入した土砂を撤去する関係者=志賀町の高浜漁港

強風一過、県内に爪痕 高浜漁港に土砂、千里浜は漂着物散乱

2020/01/10 01:51

 強風一過の9日、石川県内各地で荒天の爪痕が確認された。羽咋市の千里浜海岸には大量のごみが漂着し、志賀町の高浜漁港では高波によって大量の土砂が流入、関係者が撤去作業に追われた。

 

 県漁協高浜支所の川端進副運営委員長(72)によると、8日午後10時半ごろには漁港周辺の道路や駐車場が海水で満たされ、支所事務所に近づけない状態だったという。9日午前5時ごろ、土砂の流入を確認。町を通じて業者を手配し、重機などを使って土砂の撤去作業を始めたが量が多いため、作業完了の見通しは立っていない。

 

 支所によると、高浜漁港では現在、漁船3隻が底引き網漁を行っている。車両が通れる程度に土砂が撤去でき、漁に支障はないという。川端さんは「経験したことがない海の荒れようだった」と話した。

 

 志賀町富来七海の国道249号では約200メートルにわたってごみが歩道を埋め尽くし、車道にもあふれた。

 

 最大瞬間風速31・8メートルを記録した羽咋市の千里浜海岸には、プラスチック容器や漁具、流木、ペットボトルなどが海岸に散らばった。

 

 砂浜の新たな浸食対策として県が昨年末に陸上に投入した金沢港浚渫(しゅんせつ)の土砂は波でほとんどが流出した。管理する県羽咋土木事務所は漂着したごみの回収に当たった。