自身の名札を手にガッツポーズを取る奥川投手=埼玉県戸田市のヤクルト戸田寮

ヤクルトドラ1の奥川が入寮 「楽しみ、暮らしやすそう」

2020/01/06 01:33

 プロ野球ヤクルトにドラフト1位で入団した奥川恭(やす)伸(のぶ)投手(星稜高3年)は5日、埼玉県戸田市のヤクルト戸田寮に入寮した。初めて親元を離れ、新生活をスタートさせる奥川投手は、星稜高野球部の山下智茂名誉監督からもらった本などを持ち込み、「いよいよという楽しみな気持ちと、分からないことがたくさんある気持ちと半々。環境に慣れ、充実した一年を送りたい」と抱負を語った。

 

 学生服姿で寮に入った奥川投手は父隆さん、母真由美さんとともに自室へ荷物を運び入れた。「石川を出てくる時は、これまで何げなく見ていた景色が違って見えてさみしかった」と感傷に浸ったものの、戸田市の環境について「すごく暮らしやすそう。自分の好きな雰囲気です」と笑顔を見せた。

 

 出発前に山下名誉監督から受け取ったのは、星稜高と和歌山・箕島高が甲子園で延長18回を戦った試合の本や、ヤクルト、楽天などで監督を務めた野村克也氏の著書など3冊。「山下さんには『厳しい世界だぞ。耐えて頑張れ』と言葉を頂いた」と表情を引き締めた。

 

 さらに「つらくなった時に見て頑張りたい」との気持ちから、巨人にドラフト5位で入団した山瀬慎之助捕手と一緒に描かれた似顔絵や、クラスメートとの集合写真なども持参した。

 

 年末年始はキャッチボールなどで体を動かし、2、3日には星稜高の室内練習場で汗を流した。初詣でけがをしないように願ったという奥川投手は、「正月はすごくどきどきしながら過ごした。トレーニングについていけるよう頑張りたい」と前を向いた。

 

 この日、ヤクルトの新人全6選手が入寮した。新人合同自主トレーニングは7日から戸田市の2軍施設で行われる。奥川投手は3月、星稜高の卒業式に出席するため、石川に戻る予定だ。