まちのりのエリアに加わる金石地区

金石・大野にも「まちのり」 金沢市、3月からエリア拡大 港のにぎわい創出へ

2020/01/04 00:54

 金沢市は3月、公共レンタサイクル「まちのり」のエリアを金石・大野地区にも広げる。日本遺産「北前船寄港地・船主集落」への追加認定を追い風に一帯を巡りやすい環境を整え、多くの人に歴史や固有の伝統文化に触れてもらう。今春にクルーズターミナルが完成する金沢港周辺のにぎわい創出にもつなげたい考えだ。

 

 ポート(駐輪場)は、金石が金石バスターミナル前、大野が醤油(しょうゆ)店「直江屋源兵衛」にそれぞれ設置される。市中心部や金沢駅周辺との間にも複数のポートを設け、観光客だけでなく、地元住民や市民の利用も見込む。

 

 市によると、金石・大野地区では2018年度、クルーズ船で訪れた乗客らに利用してもらう狙いで期間限定のレンタサイクルを導入した。2年目の今年度は認知度が高まったことで多い日は約30台の利用があるといい、まちのりのエリアに加えることを決めた。

 

 レンタサイクルの利用者からは「坂道がきつい」との声が多く、本格導入に向けた課題となっていたが、新たなまちのりは全ての自転車が電動アシスト機能を備えており、坂道でも楽に進めるようになる。

 

 次期まちのりは台数を現在の155台から500台に増やし、電動アシスト機能のほか、GPS機能を加える。エリアは金石・大野のほか、寺町や石引、卯辰山山麓などにも広げ、ポートは21カ所から約50カ所に増設する。

 

 このほか、利用時間を24時間に拡大し、専用アプリやウェブサイト上で事前に登録できる仕組みも導入する。新たな運用体制への移行準備のため14日から2月末までサービスを休止する。