最高賞の「ふくろうの森蒔絵香炉」と針谷さん=加賀市山中温泉塚谷町2丁目

日本伝統工芸士会作品展、針谷さん最高賞 県内から3年連続 

2019/12/20 01:31

 第22回日本伝統工芸士会作品展で、加賀市山中温泉塚谷町2丁目の蒔絵(まきえ)師針谷絹代さん(60)の作品「ふくろうの森蒔絵香炉」が最高賞の衆院議長賞に輝いた。3年連続で石川県内の作家による最高賞受賞となった。

 

 針谷さんの作品は九谷焼の生地を用いた方形の陶胎漆器で、縦横8・5センチ、高さ11センチ。四面それぞれに蒔絵でフクロウと植物を描き、卵殻で枝に積もった雪、重ね塗りで幹の質感を出すなど四季を表現した。周囲は螺鈿(らでん)の装飾を施した。

 

 針谷さんは1995(平成7)年に伝統工芸士になって以降、初めての公募展受賞となり、「初入賞が最高賞でとても光栄」と話した。県伝統工芸士会の山本篤会長は「全国250の産地から石川が3年連続で最高賞となるのは、工芸王国ならではだ」と喜んだ。

 

 入賞作品は来春、東京・池袋で展示される。

 

このほか、県関係の受賞者は次の各氏(かっこ内は作品名)。

 

 ▽経済産業大臣賞 高明(赤絵金襴細密吉祥文大皿)▽大船渡市長賞 堀江祐夫子(翔)▽一関市長賞 仲田錦玉(盛金葡萄図青粒花瓶)