地元の山海の幸を使って仕上げたスズ弁

スズ丼浸透図る ご当地弁当統一ロゴ、商標登録

2019/11/26 01:40

 奥能登の山海の幸を使ったご当地弁当「スズ弁」の名称ロゴが25日までに、商標登録された。秋祭りでごちそうを振る舞う「ヨバレ」や家庭料理をイメージし、統一のロゴと容器を用いて販売することで、珠洲の食文化を正しく伝えるとともに、ブランド力の向上を図る。珠洲市内の事業者が一丸となり、季節ごとに料理メニューを一新して提供し、四季折々の豊かな食をアピールしていく。

 

 同市の観光振興団体「能登すずなり」が統一のブランド名で地元の食を発信し、知名度向上と消費拡大を後押ししようと、昨年秋に特許庁に名称ロゴの商標登録を申請し、今月11日付で認められた。市内の事業者が地元の食材を中心に弁当を仕上げ、統一ロゴと容器を使って販売する。

 

 能登すずなりは今年4月以降、煮物「いもだこ」や能登豚など地域住民になじみ深いメニューを入れた「すず」(税込み800円)、まぜご飯や和菓子などの単品メニュー「こぶた」(同500~600円)を店頭で販売してきた。

 

 毎週土曜に10~20食限定で扱ったところ、口コミなどで人気が徐々に高まり、最近はすぐに品薄になるケースも多い。平日や日曜の団体向けの予約販売も着実に増えているという。

 

 能登すずなりは商標登録を機に、市内の飲食店などに名称ロゴの活用を促し、スズ弁のさらなる浸透を図る。季節ごとに旬の食材を凝縮したメニューを一新することで、地元食材の消費拡大につなげる。

 

 来年秋の奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)の期間中には、ヨバレの際のごちそうをモチーフにした「まつり」(同1500円)を扱い、「昼食難民対策」にも一役買う予定だ。能登すずなりの担当者は「ご当地弁当のPRを通じて、珠洲の食文化や郷土料理の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話している。