戦没者しのび平和誓う 石川護国神社で祈願祭

2019/08/16 01:43

 石川県戦没者追悼平和祈願祭は15日、金沢市の石川護国神社で営まれ、遺族や関係者約190人が、戊(ぼ)辰(しん)戦争以降の戦没者4万4832柱と殉職自衛官17柱をしのび、平和への思いを胸に刻んだ。

 

 自衛隊OBらでつくる県隊友会の浅加正文会長が開会の辞を述べ、祭主を務める「英霊にこたえる会」県本部の米沢寛会長が「尊い犠牲の上に築かれた平和であることを、われわれは忘れてはいけない」と祭文を読み上げた。

 

 竹中博康副知事、県市長会長の山野之義金沢市長が追悼の辞を述べた。参列者が玉串をささげ、全員が正午から1分間、黙とうした。米沢会長、馳浩衆院議員、古川義久航空自衛隊小松基地飛行群司令が順にあいさつした。

 

 シベリア抑留で亡くなった曾祖父(そうそふ)がまつられているという西村悠さん(金沢市額中3年)は初めて参列し、「周りは戦争を知らない人がほとんど。風化させないために体験を聞き、伝えてなくてはいけない」と話した。

 

 祈願祭は2011年から県隊友会の招魂祭と合同で営まれている。