境内でパフォーマンスを披露するメンバー=小松市の那谷寺

「ヲタ芸」で小松を元気に 小松工高OBらがグループ結成

2019/07/30 02:24

 アイドルのライブでファンが独特の動きで踊る「ヲタ芸」専門のグループが小松の若者を中心に結成された。那谷寺など小松市内の名所を舞台に音楽に合わせたダンス動画を撮影し、会員制交流サイト(SNS)などで配信。地域のイベントなどにも出演予定で、メンバーは「ヲタ芸をきっかけに小松を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 

 ヲタ芸は「アイドルオタクの芸」の略称で、現在はアイドルファンに限らず、ダンスパフォーマンスの一種となっている。

 

 グループは、小松工高で「ヲタ芸部」だった生徒が卒業後も活動を続けようと今年5月に作った。SNSを介してメンバーを募り、現在は福井の「部員」を含めて16人が参加しており、週に3、4回、小松市内のスタジオで練習に励んでいる。グループ名は石川にちなんで「リバーストーン」と付けた。

 

 ヲタ芸は折り曲げると短時間発光する「サイリウム」を持って踊るケースが多いため、動画の撮影は主に夜

 

間に行っている。

 

 メンバーは許可を得た上で、小松天満宮などを「ステージ」に見立て、名所の夜の風景をバックに一糸乱れぬパフォーマンスを披露。6月に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した動画「雷~IKAZUCHI(イカズチ)~」は、那谷寺の山門や金堂華王(こんどうけおう)殿(でん)前で踊りを繰り広げ、現在までの再生回数は2800回を超えた。

 

 リバーストーンは、8月31日に小松市の木場潟公園で開かれる「木場潟キャンドルナイトウオーキング」(北國新聞社後援)などにも出演する予定。イベントではサイリウムを観客にも振ってもらう計画で、公立小松大2年の髙橋祥太さん(19)は「会場の一体感がヲタ芸の醍醐味(だいごみ)」と笑顔を見せる。

 

 今後は、グループ主催でイベントを開くことが目標で、会社員の西村琉吾さん(19)=同市二ツ梨町=は「ヲタ芸で地元を元気にしたい」と話している。