運賃が引き上げられる北陸鉄道浅野川線=北鉄金沢駅

北鉄29年ぶり値上げ 鉄道、10月に20~50円想定

2019/05/30 02:24

 北陸鉄道(金沢市)は10月1日、鉄道石川線、浅野川線の運賃を引き上げる。消費税率の変更時を除き、運賃を抜本的に見直すのは29年ぶりで、改定率は13%程度を想定する。29日、北陸信越運輸局に上限運賃の変更の認可を申請した。北鉄は鉄道事業が16期連続の赤字で、収益の改善が急務となっている。今後、沿線人口の減少に伴い利用者も減ると見込まれる中、長年にわたり維持してきた運賃の改定に踏み切る。

 

 鉄道の運賃は、事業者が国土交通省に上限の変更を申請し、認可されれば、その範囲内で利用者が払う「実施運賃」を決められる。北鉄は今回、上限の改定率を普通旅客(大人)13・153%、定期旅客(通勤・通学)13・464%で申請した。実施運賃も同等の改定率を見込み、引き上げ額は20~50円を想定している。

 

 値上げ分は10月に予定される消費税増税分を含んでいる。仮に増税が延期となっても、運賃は予定通り10月に改定する。