廻船問屋など、港町の町並みが残る金石こまちなみ保存区域=金沢市金石西1丁目

日本遺産に金沢追加 北前船寄港地・船主集落

2019/05/21 02:09

 日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に20日、金沢市など5市2町が追加認定された。加賀、輪島、小松など昨年までに認められた市町と合わせ、北前船寄港地・船主集落は16道府県45市町に拡大した。

 

 新たに文化庁が認定したのは金沢市のほか、山形県鶴岡市、新潟県出雲崎町、兵庫県姫路市、同県たつの市、香川県多度津町、広島県竹原市となる。

 

 北前船の日本遺産は、船主ゆかりの建造物や歴史資料など有形文化財と、祭礼や民謡など無形文化財で構成する。金沢市からは、金石・大野のこまちなみ保存区域や、北前船で財をなした廻船(かいせん)問屋の住宅、神社に奉納された船絵馬など10件が構成文化財に加わった。

 

 石川県内では2015年に「能登のキリコ祭り」、16年に「小松の石文化」が日本遺産となった。「北前船寄港地・船主集落」については、17年に加賀市、18年に輪島、小松の両市が認定されている。

 

 今年度、金沢、小松、加賀の3市などが申請した「日本を楽しむテキスト『おくのほそ道』~日本人の美意識を磨く旅~」は認定見送りとなった。