北陸最古級であることが分かった銅製の仏像=金沢市暁町の西光寺

北陸最古級の銅製仏 金沢・西光寺の菩薩像

2019/04/25 02:32

 金沢市暁町の真宗大谷派西光寺(さいこうじ)に伝わる仏像が7世紀中頃に作られた北陸最古級の銅製仏と分かった。鳥取にある重要文化財の仏像に酷似しており「重文級の価値がある」との指摘がある。27日から石川県立歴史博物館の特別展「いしかわの神々」(北國新聞社特別協力)で初公開される。

 

 24日、中條○(○は山ヘンに見)山(けんざん)住職らが発表した。「銅造菩薩立(どうぞうぼさつりゅう)像(ぞう)」は秘仏で高さ24・9センチ。中條住職の祖母が1892(明治25)年に小矢部市から嫁いだ際に持参した。

 

 帝塚山大の杉崎貴英准教授らが17年から調査し、レーザーによる3次元計測で、鳥取県大山町(だいせんちょう)の大山寺にある飛鳥時代の仏像と同時期に同じ作者が手掛けた、全国でも珍しい「兄(きょう)弟(だい)仏(ぶつ)」と結論付けた。

 

 法隆寺の国宝「百済観音」を彷彿(ほうふつ)させる細身で前かがみの姿などから7世紀中頃の作と判定した。同時期の銅製仏像は県内では能登町に伝わる重文の「銅(どう)造(ぞう)如来及両脇侍像(にょらいおよびりょうきょうじぞう)」のみで、北陸では6例しかない。