当たり年?サクラマス1日で7匹 手取川

2019/04/11 01:47

 釣りの名所で知られる手取川で10日までに、サクラマスの釣果報告が相次いでいる。白山手取川漁協(白山市)によると、今年は3年周期の「当たり年」とされており、先週末の6日は通常の約3倍となる7匹が釣れ、いずれも60センチ以上の大型だった。釣りが解禁された3月は釣果が乏しかっただけに漁協関係者は「これからのシーズンが楽しみ」と期待している。

 

 サクラマスは川で生まれたヤマメのうち、縄張り競争に負けた個体が餌を求めて海に下り、3年ほど掛けて体長50~60センチくらいに成長し、川に戻ってくる魚。白山手取川漁協によると、サクラマスは数が少なく、通常の釣果報告は多くても1日に2匹程度となる。

 

 3月1日の解禁当日に2匹が釣れて以降、低調だったが、能美市和佐谷町の道の駅「しらやまさん」より下流域で遡上(そじょう)が確認され始め、4月5日までに計10匹の釣果が報告された。

 

 さらに7匹が釣れた6日は最大で71センチの大型もあった。前回の当たり年である3年前も多い日で1日に5匹となっており、1日7匹の釣果報告は珍しいという。

 

 県内水面水産センター(加賀市)によると、県内ではヤマメの1割程度が海に行ってサクラマスとなり、雌が多い傾向がある。遡上が多い年は、雌の産卵数も多くなる。生まれた稚魚は降海性の強い遺伝を持っているため、3年後にサクラマスになる個体が多く、3年ごとに当たり年が来るという。

 

 解禁期間は6月15日までとなっている。