金沢武士団、来季3部降格 赤字でライセンス失う

2019/04/09 02:02

 男子プロバスケットボール・Bリーグ2部(B2)所属の金沢武士団(サムライズ)が資金難のため、20日に閉幕する今季の成績に関係なく来季B3に降格することが8日までに確定した。B2ライセンス更新は3期連続の赤字回避が条件だが、達成できない状況となった。中野秀光社長は北國新聞社の取材に応じ「申し訳ない。健全経営で来年は黒字にしたい」と語った。営業努力もむなしく、クラブは再起を懸けた5年目を迎える。

 

 「残念ですが、来季はB3から再出発します」。中野社長は無念の表情を浮かべ、スタッフや選手にそう伝えた。今季、苦境を乗り切ろうと一丸になった。選手たちは「黒字化のためなら何でも協力する」と申し出て、遠征の手段は新幹線からバスに変更。新たなスポンサーも獲得したが、赤字解消には至らなかった。

 

 Bリーグが昨年12月に発表した2017年度の決算概要によると、B2の金沢、福島、群馬、西宮、奈良、島根の6クラブが2期連続の赤字で、このうち金沢、福島、群馬、奈良の4クラブは債務超過だった。今期の金沢は売り上げ(営業収入)が1億5千万円の見込みで、純損益は赤字幅を減らしたものの1億円程度の損失になる見通しだ。

 

 金沢は15年にbjリーグ(Bリーグの前身)に参入し、2年目に新設のB3で年間2位と健闘、3年目でB2に昇格した。とんとん拍子でステージを駆け上がってきた一方、上位リーグに進む度に増える毎年の参入金や選手補強費が重くのしかかった。

 

 Bリーグは近く理事会を開き、金沢を含めたライセンス審査結果を発表する。