無菌室に改修された病室=金大附属病院

金大病院・血液内科、無菌エリアを新設

2019/04/02 02:13

 金大附属病院は1日、内科を臓器別の7分野に再編後、初の診察を開始した。血液内科では東病棟6階の改修工事が完了し、無菌エリアを新設した。入院患者の感染症のリスクをより減らし、安全安心な医療の提供に努める。

 

 金大の内科は長く、旧「第一」「第二」「第三」のグループに分かれていた。ただ、消化器内科や循環器内科などの医師は各グループに重複して存在し、患者にとって分かりにくかった。

 

 再編された7分野は「消化器」「循環器」「内分泌・代謝」「腎臓」「リウマチ・膠原病(こうげんびょう)」「血液」「呼吸器」となる。

 

 同病院は、臓器別にすることで患者の受け入れがより円滑になり、利便性向上が図れるとしている。

 

 再編は病院内部の組織改革で、診療科の名称や案内板などの変更はなく、患者は従来通り希望する科で診察を受けることができる。

 

 新設した血液内科の無菌エリアには、個室と4人部屋を合わせて17床あり、全ての部屋に空気清浄機が設置されている。廊下も無菌状態を保っており、ばい菌の耐性が弱い患者でも廊下でリハビリなどに取り組むことができる。

 

 同病院には、これまでも無菌室の病床が15床あったが、高齢化の進展で白血病に代表される血液の病気の患者が増加傾向にあるため増床した。より安全な入院生活を送ってもらおうとエリアごと無菌化した。

 

 血液内科は昨年12月末の無菌エリアの改修に伴い、これまで外来診療を休止していたが、工事の完了により1日から再開した。血液・呼吸器内科の中尾眞二教授は「より安全で質のよい医療を提供できる環境になった」と話した。