110番、最多の6万件台 石川、昨年 刑法犯認知は最少4723件

2019/01/11 01:46

 石川県警が昨年1年間に受理した110番通報(有効件数)は、前年比3975件増の6万1183件で、統計が残る1985(昭和60)年以降、過去最多となったことが10日、分かった。昨冬の大雪の影響で、一日に300件を超えた日が計15日あり、全体の数字を押し上げた。一方、刑法犯認知件数は670件減の4723件と過去最少を記録。ピーク時の2003年の26・5%まで低下した。

 

 通報が6万件を超えたのは初めて。最も多かった日は、金沢の積雪が75センチを超えた昨年2月6日で、785件の通報が寄せられた。「雪で車が動かない」との内容が大半だった。翌7日も758件と多く、強い寒気が入った同1月12日は754件の通報があった。

 

 通報が300件を超えた日は1月に計7日、2月に計8日あった。担当者は「電話が鳴りやまず、受理する警察官を6人から9人に増やして対応した」と振り返った。

 

 受理件数の地区別では、金沢市内が54・4%、白山署以南が31・3%、津幡署以北が14・3%となった。非有効件数は前年比947件増の1万1490件で、「パソコンが動かなくなった」「24時間営業の給油所はどこですか」などの内容だった。

 

 昨年1年間の県内の刑法犯摘発件数は2146件(前年比263件減)で、1381人(同91人減)が逮捕、書類送検された。

 

 窃盗の認知件数は3563件(同525件減)で全体の75・4%を占め、このうち1428件、758人(同310件減、100人減)を摘発した。

 

 殺人や強盗などの重要犯罪は67件(同6件減)を認知し、摘発したのは61件、50人(同12件増、12人増)となった。

 

 特殊詐欺は61件(同44件減)が確認され、被害総額は1億6812万円(同976万円減)だった。手口別では、架空請求が31件、おれおれ詐欺が26件と多かった。特殊詐欺関連で45件、32人(同2件減、4人増)を逮捕、書類送検した。