自然栽培で収穫された羽咋米=羽咋市の道の駅のと千里浜

自然栽培、地域挙げ応援 羽咋市、年度内にキャンペーン 消費喚起図る

2019/01/10 01:50

 「はくい式自然栽培」の注目度が全国的に高まりを見せる半面、地元での認知や消費がいまひとつ進んでいない現状を受け、羽咋市は年度内に自然栽培のキャンペーンを実施する。民間から企画提案を受け、地元の小売店や飲食店を巻き込む形で展開し、地域を挙げて自然栽培を応援する機運を盛り上げていく。

 

 市とJAはくいによると、農薬や肥料を使わない自然栽培で収穫した羽咋米はほとんどが、羽咋市のまちづくり会社を通じてふるさと納税の返礼品として首都圏など大都市圏で提供されている。

 

 自然栽培の野菜も、小売店やスーパーに出しても全量買い取りのケースは少なく、道の駅のと千里浜やJAグリーンはくいで販売されている程度という。

 

 市内の一部レストランなどでは自然栽培の作物をメニューに取り入れているが、地元では割高な自然栽培の米や野菜は消費が進んでいないのが現状という。

 

 市とJAはくいは2010年度から自然栽培の普及に努めており、自然栽培に取り組む生産者は今年度38人(前年度比5人増)、作付面積は約42ヘクタール(同5ヘクタール増)に上る。これまで小中学校や保育施設の給食に提供したり、各地区で開く健康セミナーで紹介したりしているが、市は「地元で盛り上がらなければ広がらない」(農林水産課)とし、消費喚起に乗りだす。

 

 羽咋市は自然栽培キャンペーン事業に関してプロポーザル方式(企画提案方式)で委託先を募る。参加申込書の提出期限は11日午後5時、企画提案書の提出期限は18日午後5時。